東北大学久保研究室

金属材料研究所 計算材料学研究部門
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共同研究・委託研究を希望の企業の方へ

久保研究室では、当研究室で独自に開発した世界最先端のマルチスケール計算科学・マルチフィジックス計算科学シミュレーション技術を、企業における最先端の研究課題や現在お困りの開発課題に応用することで、理論に基づく革新的な材料設計・プロセス設計・システム設計を実現したい、と考えておられる企業との共同研究・委託研究を積極的に推進しています。

また、共同研究・委託研究に加えて、企業において新たに計算科学技術・シミュレーション技術を立ち上げられたいと思っておられる企業へのアドバイス、立ち上げの支援などをさせて頂くことも可能です。

具体的に久保研究室では、世界的に早急な対策が求められているエネルギー・環境問題の解決、安全・安心社会の実現、さらには日本発の新産業創出のために、燃料電池、航空・宇宙機器、電気自動車、トライボロジー、構造材料、マイクロマシン、太陽電池、エレクトロニクス、リチウムイオン電池、レーザー発光素子、金属加工・機械加工、磁性体、半導体プロセス、クリーンエネルギー、発電プラント、水素ステーションなどの多様な研究分野において、オリジナルに開発したマルチフィジックス・マルチスケール計算科学シミュレーション技術を活用した、理論に基づく高度なシステム設計・材料設計を推進しています。

久保研究室との共同研究・委託研究を希望される企業の方は、相談を随時受け付けておりますので、お気軽に下記までご連絡下さい。

教授  久保百司
〒980-8577 宮城県仙台市青葉区片平二丁目1-1
東北大学 金属材料研究所 計算材料学研究部門
久保研究室
TEL: 022-215-2050 FAX: 022-215-2051
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久保研究室で研究・学習するメリット
久保研究室で研究・学習するメリット

久保研究室の研究内容

マルチスケール計算科学・マルチフィジックス計算科学シミュレーション

世界的に早急な対策が求められているエネルギー・環境問題の解決、さらには安全・安心社会の実現のためには、燃料電池、航空・宇宙機器、電気自動車、トライボロジー、構造材料、マイクロマシン、太陽電池、エレクトロニクス、リチウムイオン電池、レーザー発光素子、金属加工・機械加工、磁性体、半導体プロセス、クリーンエネルギー、発電プラント、水素ステーションなどの多様な研究分野において、先進的な超精密・超小型化システムの開発、さらには革新的な高機能・高性能材料の開発が強く求められています。

ここで、世界に先んじた次世代システム技術・材料技術を創造するためには、【個別のスケールの理解】だけでは不十分であり、【ナノスケールの化学反応や元素の機能】、【メゾスケールの組織構造や材料の複合化】、【マクロスケールの熱や流体】など、多様なスケールがお互いに助けあいながら、協奏的に機能することで、全体として卓越した機能・性能を創出するためのシステム設計・材料設計が必須であり、それを可能とするマルチスケール計算科学技術の確立が重要です。特に久保研究室では、多様なスケールが協奏しながら、お互いに助けあうことで、全体として卓越した機能・性能を創出することを「マルチスケール協奏現象」と名付けており、「マルチスケール協奏現象」の理論的設計技術の推進が、計算科学シミュレーション技術の発展にとって最重要課題であると提案しています。

さらに、高度化・超精密化が急速に進む近年のシステム技術・材料技術は、「化学反応、摩擦、衝撃、応力、流体、光、電子、熱、電場」などが複雑に絡み合ったマルチフィジックス現象であるため、【個別の現象の理解】だけでは不十分であり、「化学反応、摩擦、衝撃、応力、流体、光、電子、熱、電場」など、多様な現象がお互いに助け合いながら、協奏的に機能することで、全体として卓越した機能・性能を創出するためのシステム設計・材料設計が必須であり、それを可能とするマルチフィジックス計算科学技術の確立が重要です。特に久保研究室では、「化学反応、摩擦、衝撃、応力、流体、光、電子、熱、電場」などの多様な現象が協奏しながら、お互いに助けあうことで、全体として卓越した機能・性能を創出することを「マルチフィジックス協奏現象」と名付けており、「マルチフィジックス協奏現象」の理論的設計技術の推進が、計算科学シミュレーション技術の発展にとって最重要課題であると提案しています。

具体的に久保研究室では、世界に先駆けてマルチスケール計算科学シミュレーション技術、マルチフィジックス計算科学シミュレーション技術の開発を推進することで、エネルギー問題・環境問題の解決、安全・安心社会の実現、さらには日本発の産業創出に貢献する新たなシステム設計・材料設計技術のイノベーションの実現を目標としています。特に久保研究室では、東北大学金属材料研究所のスーパーコンピュータ「MASAMUNE-IMR」と日本のフラッグシップスーパーコンピュータ「富岳」を活用することで、従来は有限要素法・流体力学・フェーズフィールド法などのマクロスケールシミュレーション手法の研究対象と考えられてきたμメートルスケール規模の構造モデルに対して、全原子シミュレーションによる100億原子を越える超大規模計算を可能としてきました。これにより、【ナノスケール、メゾスケール、マクロスケール】が、お互いに助け合いながら協奏的に相互作用することで、どのようにシステム全体として卓越した機能・性能を創出しているのかを解明可能とする「ゲームチェンジ」を実現する超大規模スーパーコンピューティング計算科学技術の開発を推進しています。

具体的には、下記に示す多様な研究課題を推進することにより、理論に基づく高度システム設計・材料設計の実現を目標としています。

  • 航空・宇宙機器・自動車用トライボロジーシミュレーション
  • 大規模発電用・家庭用燃料電池シミュレーション
  • 金属材料の亀裂生成・亀裂進展・応力腐食割れシミュレーション
  • 自動車用燃料電池シミュレーション
  • 金属加工・機械加工シミュレーション
  • 電気自動車用リチウムイオン電池シミュレーション
  • 化学機械研磨シミュレーション
  • 航空機用高分子複合材料シミュレーション
  • 半導体・MEMSプロセスシミュレーション
  • 酸化物エレクトロニクス、発光・レーザー素子シミュレーション
  • 太陽電池シミュレーション
  • 環境触媒・光触媒シミュレーション
久保研究室の研究内容
久保研究室の研究内容